膜の繋がりっていったい何?

当院のオステオパシー治療の説明の際に必ずこの膜の繋がりの説明をさせていただきます。では膜とはいったい何なのか?疑問を持たれると思います。

というのは身体は頭からつま先まで、膜という組織に包み込まれて、途切れることなく繋がっているからです。骨ならば骨膜、筋肉ならば筋膜、心臓なら心膜といったように。

この全身的な膜の繋がりがあるため、捻挫、骨折、打撲などの外傷や過去に手術した所の癒着、不規則な生活習慣や乱れた食生活で内臓の不調など、身体のどこか一か所で起こった組織の緊張やねじれは、膜を伝って、離れた部位に二次的、三次的な緊張やねじれの連鎖を引き起こします。

人が生きていく中で組織の緊張やねじれは蓄積されてきます。

身体の中にこの様な膜の捻じれが多数存在すると、最終的に過剰なストレスを受ける部位が出てきます。

その部位のシステムが正常に働くことが困難となり、体液、酸素、栄養、エネルギーなどの循環がスムーズに行うことができなくなると、やがて症状が発生します。

つまり、腰の痛みという症状があったとしても、腰のシステムの異常を引き起こしている原因をたどっていくと遠く離れた足首、内臓など症状部位から離れた部位に見つかる可能性があるということです。

この様にオステオパシー医学では膜の捻じれにより、患部の解剖学的、生理学的なシステムがうまく機能しなくなった結果として、症状が起こっていると考えます。

オステオパシーでは、この様に全体的な視点から症状を捉えるため、患部だけではなく身体全体を詳しく調べ、膜の捻じれを見つけ出します。



すぎむら鍼灸整骨院  ~Osteopathic Therapy~

大阪府藤井寺市で鍼灸整骨院を経営しております。当院はオステオパシーという治療法で治療にあたっています。お身体の不調があればどうぞお気軽にご相談ください。