オステオパシーとは

オステオパシーとはアメリカの医師ATスティルによって1870年代に創始され解剖生理学を基にした治療哲学であり、整体術の一つです。そして現在、アメリカ、ヨーロッパ諸国では国民に広く認知された医学であり、オステオパシー医学という一つの医療体系が存在します。オステオパシーでは病気や症状を治すために薬を投与したり、患部のみをマッサージしたりするのではありません。          

オステオパシーは身体全体をひとつのシステムと考え、人間の身体は筋骨格系、神経系、内臓器官系、血管系、内分泌系や免疫系などが膜という組織で互いに協調し、繋がり支えられています。

首の痛みを例にとってみると、症状自体は首にありますが、膜の繋がりをたどり原因を探すと、過去に起こした足首の捻挫、食生活の乱れからくる内臓の不調、過去に手術した場所の癒着、同じ症状でもその人によって原因というのは様々です。

以上のことからオステオパシーでは痛みなどの様々な身体の症状に対して、全身の膜の繋がりを考慮し、身体全体を検査し身体が正常な力を発揮するのを妨げているものに対して主に手技にて治療し、その人が持つ自然治癒力を引き出します。